より限定的な民俗学として
さて、人文科学から次に紹介するのは、既に紹介した文化人類学の派生の一種であり、民俗を研究する上で重要なファクターと見なされた「神話」を研究する「神話学」についてです。不思議なことに、世界には数々の国があるというのに、多くの国において「神」の時代について描いた「神話」というものが作られていました。それはもちろん、その地域ごとの風俗や文化に則って作られたもので、いうなれば人間たちが想像で創り上げた、自分たちの「先祖」であると言えます。それを研究することは、即ちその時代の人々がどのようなことを考えていたのか、それを知る一端の手がかりともなると考えられ、民俗学の中でも特に重視されて研究されているようです。自分たちの文化の優位性を証明したいという、ある種の愛国心から生まれたであろうこの神話学は、今では歴史学と共に、人類の歴史を紐解くのにその一端を担う学問になっているということが出来るでしょう。そこで今回紹介するのは、古くから星座などにも利用されてきた「ギリシャ神話」、日本に伝わる独自の神話である「日本神話」、そして多くの神話において奇妙な一致を見せる「大洪水」の3つのポイントについて、詳しく紹介していきたいと思います。読み物としても面白い神話を、ちょっと学問的に見てみませんか?
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